尖る勇気、丸まる勇気


皆さん!尖ってますか!?


いきなり意味分からんこと言ってますが、僕は大丈夫です。

自分で「大丈夫」って言ってる奴ほど危ないって聞いたことありますが、大丈夫です。


で、タイトルの話をするにあたって、この間体験したお話を書きたいと思います。

この間、親しい友人と飲みに行ったとき、飲み屋さんで同業の先輩とバッタリお会いしました。

以前勤めていた会社でとてもお世話になった先輩なので、挨拶もそこそこにご一緒に飲む事に。


しかし、お話している内に出るわ出るわ。

僕へのダメ出しが 笑


「髪が金髪でキモい」

「ロン毛過ぎてキモい」


「服のセンスがキモい」

「ピアス空け過ぎキモい」

「カラコン入っててしかも左右色が違くてキモい」



もう止めて!!井上のライフはとっくにゼロよ!!!


もうボロクソ言われた。

年間で言われるくらいの回数の「キモい」をこの一晩で言われた。



そういえば、一緒に働いてる時は個性というか、“我”みたいなのは出してなかったなー。

僕がこんなに突拍子もない感じになったのには、色々理由があるのだけれどそれは置いといて、問題は

個性的じゃあかんの??


って所。

美容師さんは髪型、髪色、メイク、服装に対しての縛りがかなり少ない職業です。
ネイルなんかも全然オッケー(爪が長いのはダメだけど)。

しかしながら、そんな美容師さんの大多数が気をつけているのが、


「万人受けする事」

なんです。

もちろん全員がそうではないですし、コレが正解!といった答えもありません。

大体僕の周りの美容師さんを見ると、8:2位の割合で万人受けする様に髪型や髪色、服装に至るまで気を使っている方が多い様な気がします。

個性的
  • ​キャラ立てしやすい
  • 好み丸出しなので、シュミの合うお客様とは距離がグッと近付く
  • 人によっては嫌悪感や、拒否感を示す場合も
万人受け
  • ​キャラが立たない
  • 大人びて見え、落ち着き、安心感がある
  • 見た目で好き嫌いが出にくいので、幅広い人とファースト・コンタクトは良好
と、上げればキリがありませんが、それぞれ良い所も悪い所もあります。

ただし、

万人受けの「プラスにならない」

というデメリット部分に対し、

個性派の「マイナスを与える」

というデメリット部分を考えると、やはり万人受け派に偏るのも納得と言えます。

そりゃそうだ。

「自分を出せない」とか「趣味が分からない」なんてモノは、今の時代ブログやらインスタやらでどうとでもなります。

それに対して「見た目が無理」なんてのは致命的です。分母増やさなきゃならない美容師は、なるべく多くの人に受け入れられ易い事を心掛けるべきでしょう。


しかし、それでも個性的に行きたい!って言う変態もいます。

そう、僕です。

何でか、って言われれば至極簡単。

やりたいからです。

青臭い考え方ですが、

自分のやりたいように、正直に行動する事によって出てくる真っ直ぐさと自分への自信

みたいなモノが相手に伝わる瞬間があるんです。
と同時に、

お客様の「私はこうしたい!」っていう想いを引き出しやすくしている気がします(あくまで個人的な感想)

もちろんその他にも自分なりに色々考えたプロセスはありますが、そういった事を語るには僕はまだまだ若輩者ですし、何年後かに、
「実はアレには意味があったんだぜー」
なんてドヤ顔で語れるようになれればいいなとは思います 笑

今まで美容師目線で「見た目」について書いてきましたが、別に美容師さん以外でも当てはまるんじゃないかなと思います。

別に尖ってるのが良いとか、丸いのがいいとかは自分で決めていい事だと思います。
どちらをとってもそれぞれに良い点と悪い点はあるでしょうし。

学生さんでも、
会社員でも、
男性でも、
女性でも、
個性と社会性に対して

バランスor突き抜ける

事に対しての意味を考えると面白いかもですよ。


ちなみに

散々カッコつけといて、黒髪にしました。

今までの話は何だったんだ!!


だって凹むじゃんよー。
キモいキモい言われたらさー。
別に黒髪嫌いじゃないし…。



んで、先日ボロカス言った先輩に報告。

ドヤァ…




するとすかさず返信が



結局キモいんじゃねーか!!

髪切ってー!じゃない!終わらすな!この話題終わらすな!!!キモいで確定しちゃうじゃん!!損切り確定しちゃうじゃん!!ロスカットじゃん!美容師だけに!カット!!!全然面白くないじゃん!!!コレは俺が悪いか!!

もう知らん、寝る!プンプン!

おわり


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