ドライヤーを上手に使うと髪はもっと綺麗になる
皆様こんにちわ。
最近、朝晩はめっきり冷え込みますね。風邪などひかぬよう、お気をつけ下さい。
季節は秋。
ヘアケアも、夏場のケア(主に紫外線、湿気)から秋冬物に衣替えが必要となってまいりました。
これから、湿度は下がり、乾燥注意であります。
ヘアケアとしては、保湿能力のあるものを上手く活用し、対策していきましょう。
しかし、季節とは関係なくお客様に一番頂くお悩みが…
髪が上手くまとまらない
ということ。
この問題に関しては、一人ひとりの髪の状態、スタイル、ライフサイクルによって、個別にアドバイスが必要な事案なのですが…
全員の方に共通して言える事がひとつあります。
それは…
ドライヤーを上手に使いましょう!
ってこと。
ブラシ、アイロン、さまざまなツールはあれど、全ての基本はドライヤー。
逆にいえば、ドライヤースキルを極めれば、他の道具はいらない髪質やスタイルも沢山あります。
こちらは、僕のお客様で、ドライヤーと手のみでスタイルを作った例
ショート、ロング、ストレート、ウェーブ…
系統は様々ですが、髪質によってはこのくらいは十分可能です。
じゃあ、どーすりゃいいのよ…(´・_・`)
今日ヘアスタイルはとても幅広く、それら全てを個別に論じてしまうととてつもなく膨大な量になってしまいますので、
詳しくはお店に来てください(^ν^)笑
しかし、すべての方に共通して言えることも沢山あります。
それらをちょっとご紹介。
・髪は根元から乾かす
・仕上がりを想像して、それと同じ方向に風を当てる
・冷風をちょこちょこ挟み、完全に乾いたら最後にまた冷風を当てる
せっかくなので、これらを詳しく解説していきます。
髪は根元から乾かす
&
仕上がりを想像して、それと同じ方向に乾かす
ヘアスタイルは、
・根元が起き上がっているか?寝ているか?
・中間毛先が前に流れているか?後ろに流れているか?
の組み合わせによって作られています。
言い換えれば、自分の髪の毛を整えるには、
自分のヘアスタイルが、上記の項目の内、どれに当てはまっているか?
を知る事が重要です。
まずは自分のヘアスタイルを知る
その上で、ヘアスタイルに則り乾かす事が重要です。
ではなぜ根元からなのか?
色々要因はありますが、大きいのが
毛先のオーバードライ(過剰乾燥)を防ぐため
です。
前提として、
・風を根元に当てる時は、毛先にも風が当たる事がある
・毛先に風を当てる時は、根元に風は当たりにくい
という事実を理解して下さい。
これは、実際に今日のお風呂上がりにでも、ご自身の頭で試してみれば分かるはず(特に髪の長い方)。
つまり、
根本→毛先と乾かす場合に比べて、
毛先→根元と乾かす場合、
余分に毛先に風が当たる事になります。
髪を年輪に例えるなら
根元(若い)→毛先(年寄)
となります。
毛先は、根元に比べてダメージレベルが高く、パサツキ、広がり等、扱いにくい状態になっています。
そんな毛先を、余計に乾燥させた場合…
考えるのも恐ろしい…(; ・`ω・´)
冷風をちょこちょこ挟み、完全に乾いたら最後にまた冷風を当てる
お使いのドライヤーによって、形は様々かと思いますが、ほぼ間違いなく付いている機能。
それが冷風機能。
何でついてるかといえば、それは必要だからに決まっています。
しかし、どういう役割で、どう使うのか?
それらをうまく説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?
一般的にドライヤーの温風は100~120℃ほどで、
JIS規格では吹出し口から3cmで140℃以内と決められています。
勿論、吹出し口を地肌にくっつけて使う方はいないでしょうから、実際髪に当る温度は60℃程と言われています。
しかしながら、連続してドライヤーを当て続けると、熱がこもり、髪の温度は、どんどん上昇していきます。
すると、その熱で髪はダメージを負ってしまうのです。
髪は70℃以上でヤケドを負い、
100℃以上でタンパク質変性をおこします。
髪は死滅細胞といい、ダメージは全て不可逆。
一度痛むとそこはもう回復しません。
そうならぬよう、こまめに冷風を当て、髪の温度が上がり過ぎないように注意しましょう。
では、最後に冷風を当てるのはなんのためか?
それはズバリ!
キューティクルを収斂(しゅうれん)させ、整列させる
ためです。
髪の毛は、様々な要因によって膨潤(ぼうじゅん)、つまり膨らみます。
その要因の1つが
熱膨潤
です。(水気を帯びた物が膨らむ事を膨潤と言うのであれば、乾いた髪に対して使うには膨張、が、正しいかもしれませんが、その辺は意味が伝われば良しとしてください笑)
髪が膨らむと、キューティクルの隙間が開き、並びも歪になります。
そのままにしてしまうと、
手触り&ツヤ感が悪化します。
なので、乾いた髪は、最期に冷風で収斂させ、ツヤ感&手触りを向上させるのです。
一度試しに冷風で仕上げて見てください。
仕上がりのクォリティの違いにビックリするはずです。
いかがでしたか?
少し長くなってしまいましたが、是非参考にして、髪を美しくする手助けになれば幸いです!
PS.たまに真面目な記事を書こうとすると止まらなくなって長文になる事件
0コメント