いやー映画って本当に良いモノですねぇ


水嶋ヒロみたいになりたくてパーマかけたら、髪色抜けてカズレーザーみたいになってます、井上栄治と言う者です。


さてさて。先日はお休みという事で、観にいってきました

シン・ゴジラ

自慢じゃないですが僕は大のゴジラヲタクでありまして、1954年の初代から、シリーズ最終作「メカゴジラの逆襲」まで、
また、1984年から始まったいわゆる「平成ゴジラシリーズ」も最終作まで何度も観ております。

そんな僕が観ないはずないじゃないですか!!

もう今映画見るならシンゴジラ。

君の名は?知らん。本人に聞け。


そんなこんなで、ゴジラシリーズをビタ1ミリも見た事無い嫁を10回以上強引に誘い続け、やっとの事で劇場へ。





※※※※※ここからネタバレ※※※※※

いい映画でした


いや、冗談はさておき、個人的な見どころは
  1. ​初代ゴジラを踏襲したパニックホラーテイストな作り
  2. 日本国のリアルな現実
  3. 人間が自然に与えてきた影響と、そのしわ寄せ
  4. 往年の名音楽の数々
こんなところでしょうか。

元々ゴジラは戦後間もない時に、やっと復興を始めた人々に降り掛かる天災的な災害として、観ている人々に戦時中のトラウマを再び抉るような作品でした。
その後、シリーズ化しエンターテイメント色の強い作品として生まれ変わって行きましたが、

今回の作品は正に原点回帰。

時代背景的にも3.11が記憶に新しい国民にとっては、他人事には思えない心境で観る人も多いのではと思います。

また、ゴジラの出現によって揺れる永田町。

当然該当する対応マニュアルなどは存在しません。

そんな時、日本という国はどういった手続きを経て、どういった対応を下すのか。
もしかすると、政治家の対応の遅さ、決定力の弱さにヤキモキする方も多いのではと思いますが、これが日本の現実です。
しかし、悪い事だけではありません。

誰か一人の「独裁」ではなく、多くの国民の代表者達の意見を統合し、慎重に最終決定を下す「民主主義」がある意味成熟されている証でもあるのではないでしょうか。


そして今回のゴジラも例によって、人間が生み出した核の負の産物として描かれています。

ある意味で自然の脅威や、環境問題を考えさせられますが、それに対応する人間には、政治的思惑や、国益、国民の生命など、全く逆のテーマが全面に表れています。

ゴジラの存在も、観る人によって様々な捉え方が出来ると思います。
余り多くを語らず、見る人に語らせる「余地」のようなものを残すのは、庵野監督らしいですね。


※※※※※ここまでネタバレ※※※※※

とりあえず、僕の中では名作決定です。
時間の都合で2回目は中々難しそうですが、是非DVDて置いておきたい作品ですね。

シンゴジラ、ご覧になった方は是非語り合いましょう。二晩くらいは語り明かせます。

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